オバート・ウィズホールド行為 その3
オバート・ウィズホールド行為という行為があります。
オバート行為というのは、やりたかったのにやらなかった行為、又はやるべきだったのにやらなかった行為です。
ウィズホールド行為というのは、それを隠したままでいる行為のことです。
「オバート・ウィズホールド行為」の簡単な例をあげたら、
「好きな人がいたのに、話しかけなかった・・。」とか
「告白したかったのに告白しなかった」
「お年寄りに、なんとなく席を譲らなかった・・」
「断わりたかったのに、断わらなかった・・」
「行きたくない飲み会なのに、行ってしまった・・」
「信号が赤だったけど、車が来そうにないので、信号を無視して渡った。」
「駅のゴミ捨てに、家庭のゴミを捨てた。」
「会社のコピー機を使っている時、コピー機が壊れて使えなくなったのに、誰にも言わず立ち去った。」
「前を歩いている人が何か落としたのに、『落としましたよ。』と言わなかった。」
「セッション中に『出来事を述べて下さい』と言われても、なんとなく言わない方がいいと判断して、隠して何もないように振る舞った・・」
「友達が自転車で自分の自転車にぶつかって壊したのに、父親には、自分の不注意で壊した。と友達をかばって言って、親に修理代を払わせた。」
・・・のようなちょっとしたものから、
「犯罪を見たのに、警察に言わなかった・・」とか
「嘘をついて、わからないように人を落とし入れた・・」のような罪のあるものまであります。
「オバート・ウィズホールド行為」 は、この本に書かれている http://sasakitakanori.com/archives/870 自己欺瞞のことだと考えます。
人は、「自己欺瞞」= 「オバート・ウィズホールド行為」 により、人生を逸脱していくという公理があるとこの本は教えています。
ちょっとした抑制や自己欺瞞が、後々、大きな逸脱につながっていくようです。
ハンクレビンさんは、人生の逸脱の原因である記憶に付着したチャージ(ネガティヴな感情エネルギー)を取るために、ランダウンを開発したと思われます。
そのランダウンのコマンドで、トラウマの源となっている記憶を再浮上させ、解放させようとしているのだと思います。
よく教会なんかで行われているアルコール依存症の集いやACAの集い、
又牧師さんへの告白に相当するのが、このCドリルだと思います。
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